「LED照明にすると電気代が安くなるって聞くけど、実際どのくらい?」——そんな疑問にお答えします。この記事では、蛍光灯とLEDの消費電力の違いと、自分で目安を計算する方法を紹介します。交換の費用についてはこちらの記事、交換方法の違いはこちらの記事でまとめています。
LED照明は蛍光灯に比べて消費電力がおおよそ半分程度に抑えられる傾向があります。点灯している時間が長い場所ほど、電気代の削減効果を実感しやすくなります。
なぜ電気代が安くなるのか:消費電力を比較
LED照明が蛍光灯より電気代を抑えやすいのは、同じ明るさを得るための消費電力(W数)が少ないためです。代表的な直管形の蛍光灯とLEDランプで比較すると、次のような違いがあります。
| 項目 | 消費電力の目安 |
|---|---|
| 直管蛍光灯(40形) | 約36〜40W |
| LED直管ランプ(40形相当) | 約16〜20W |
※製品や仕様により数値は異なります。目安としてご参照ください。
自分で計算してみる:電気代の目安の出し方
消費電力の差が分かれば、次の式でおおよその電気代の目安を計算できます。
(蛍光灯の消費電力 − LEDの消費電力)× 1日の点灯時間 × 日数 ÷ 1000 × 電気料金の単価
電気料金の単価は契約プランや地域によって異なりますが、目安として公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が省エネ性能表示に用いている「新電力料金目安単価」(1kWhあたり約31円※1)を使って計算してみます。
| 計算例:1灯・1日8時間点灯・年間(365日)の場合 | |
|---|---|
| 消費電力の差 | 約20W(40W→20Wの場合) |
| 年間の使用時間 | 約2,920時間 |
| 概算の節約額 | 約1,800円/年・1灯あたり |
※上記は計算方法を示すための一例です。実際の消費電力・使用時間・契約プランにより金額は変わります。店舗・工場など灯数が多い場所では、この金額に灯数を掛け合わせたものが目安になります。
家庭と店舗で、考え方が変わります
同じLED化でも、設置場所によって電気代への影響の出方が変わります。
- 個人宅:1日あたりの点灯時間が短く、灯数も少ないため、金額としての削減効果は緩やかに感じられることが多いです
- 店舗:営業時間中つけっぱなしのことが多く、灯数もまとまっているため、削減効果を感じやすい傾向があります
- 工場:稼働時間が長く、大型照明や高天井照明を多数使用している場合、削減効果が大きくなりやすい傾向があります
電気代以外にも、LED化にはメリットがあります
LED照明は、蛍光灯に比べて寿命が長いことも知られています。経済産業省が公表している省エネ性能カタログによると、蛍光ランプの定格寿命が約13,000時間であるのに対し、LEDランプは約40,000時間とされています※2。交換の頻度が減ることで、電球・ランプの購入や交換作業の手間も減らせます。
すぐプロにできること
すぐプロでは、灯数や設置場所、使用時間などを写真や現地確認でお伺いしたうえで、LED化による効果や工事内容の目安をご案内します。すべての照明を一度に交換する必要はなく、使用時間が長い場所から優先的に進める、といったご提案も可能です。1灯からのご相談も承っています。
よくある質問
まとめ
LED照明は蛍光灯に比べて消費電力がおおよそ半分程度に抑えられる傾向があり、使用時間が長い場所ほど電気代の削減効果を実感しやすくなります。ただし、実際の金額は器具の仕様や使用時間、契約プランによって変わるため、「必ずこれだけ安くなる」とは言い切れません。気になる方は、灯数や使用時間を伝えていただければ、目安の計算からお手伝いします。
※1 出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「新電力料金目安単価」
※2 出典:経済産業省・資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」